| 世界遺産登録候補地となった小笠原諸島の中でも、原生の自然をそのままに残しているといわれる南硫黄島。その理由は、あまりに急峻(平均傾斜45度)で険しく、水がない島だったため、人間が定住した歴史がないからです。
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| 大陸とつながったことがなく、他の大陸から遠く離れているため、小笠原諸島には独自の進化を遂げた固有種が数多く生息し、独特な生態系を作っています。
しかし、中心となる父島や母島はじめ、多くの島々では外来種が入り、固有の自然を圧迫しています。
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| 1975年以降、原生自然環境保全地域に指定され人の立ち入りが禁止されたため、島にどのような自然があるのか、誰にも知られぬ
ままに時は流れました。 1982年に環境省が行った調査以来、研究者さえその様子を知らなかったのです。 |
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| 今回(2007年6月)の調査は25年ぶりの学術調査でした。
小笠原で長くそれぞれの専門分野での研究を行っていた研究者たちが選抜され、
サポート隊も含めて23名の精鋭が島の秘密を解き明かすべく、入島しました。 |
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| 平地がほとんどなく、ゴロタ石の狭い海岸の際はすぐ傾斜45度の岩。
研究者たちはここでキャンプを張り、苛酷な環境に耐えながらも未知の自然に
狂喜しながら調査を行ったのです。 |
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| その模様を、学術成果はもちろん、調査の方法や島での生活、
そして今回調査を通して見えてきたものと、私たちがそこから学ぶべきもの、
すべてをお伝えするために、シンポジウムが企画されたのです。
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